湯浅資料室に保管されている年子デッサンの一例

先生は遺言として 「アパートにある物は全て日本に持ち帰ること。その中にはゴミとして捨ててはいけないものがあるのできちんと整理すること。」と 甥御さんに託しました。これが「湯浅年子資料」の始まりです。多くの所持品が「日本初の国際的女性物理学者の記録」として お茶の水女子大学ジェンダー研究センターに保管され、資料を元に女性文化史的、科学史的等の観点から研究が行われています。 資料の中には数多くの日記やノート、手紙等も含まれ、当時の時代背景、人間関係がうかがわれます。 これらの一部は一般に公開され、先生の子弟であった山崎美和絵氏により本にまとめられ、日本で出版されています。

ここでは動画としてその一部を紹介します。資料の中には先生自身による大変優れた短歌やスケッチがあります。 それらを制作された頃の日記に沿って紹介する試みです。 ここでは特に資料の中でも最も古く、歴史背景を反映する1940年代、先生が渡仏しCDFに入所する過程、 そして避難民としてドイツそして日本へ送還された頃、GHQ管理下での研究、そして日本の女性教育への貢献を公開します。

動画ではお茶の水女子大学の協力により日記の他に、オリジナルの写真、また先生自身が描いたスケッチを用いることを、 ご家族からご了承いただきました。ご協力いただいた方々に感謝申しあげます。